アルミ製品
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アルミはスチールなどと比べて、サビにも強く、維持費のかからない素材です。ただ、表面に付着した汚れを長期間放置しておくと腐食の原因になることがあります。結論をいえば、お手入れのポイントは年に数回の水洗いです。ほとんどそれだけで、アルミの美しい光沢はいつまでも保てます。
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腐食の最大の原因は、大気中にあります。
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大気中の汚れには、
1. ほこり
2. すす(ばい煙)
3. 鉄などの金属粉
4. 亜硫酸ガスなどの排気ガス
5. 海塩
などがあります。
これらがアルミの表面に付着し、そのまま放置しておくと空気中の湿気や雨水の影響を受けてアルミを 腐食させてしまうことがあるのです。
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年に1〜2回の水洗いで腐食は防げます。
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アルミを腐食から守る最も効果的な方法は、定期的な水洗いです。
年に1〜2回の水洗いと空ぶきをするだけで、大きな効果をもたらします。
汚れのひどい工業地帯や海岸の近くなどでは、状況に応じて回数を増やしてください。
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掃除回数の目安
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海岸地帯
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工業地帯
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市街地
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田園地帯
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海岸地帯 1〜4回/年
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工業地帯 1〜3回/年
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市街地 0.5〜2回/年
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田園地帯 0.5〜1回/年
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汚れの程度と清掃方法
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対象商品 |
汚れの状況 |
用具および洗剤 |
清掃方法 |
アルミ商品 |
汚れが軽い場合 |
やわらかい布と水 |
水でぬらした布でふいた後、からぶきしてください。 |
汚れがひどい
場合 |
やわらかい布と
中性洗剤(注1) |
中性洗剤をうすめた液で汚れを落とし、洗剤が残らないように水洗いしてください。 |
汚れが著しく
サビが出ている場合 |
中性洗剤(注1)
スコッチブライト(注2)
目の細かい紙やすり
やわらかい布 |
中性洗剤をつけたスコッチブライト、または目の細かい紙やすりで軽くこすり、汚れやサビを取り除きます。
その後水洗いして、からぶきしてください。 |
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(注1)・・・ |
例えばママレモン・チャーミーグリーン(ライオン)、ファミリーフレッシュ・モア(花王)の1〜2%水溶液 |
(注2)・・・ |
スコッチブライト(住友スリーエム)の粒状のウルトラファイン |
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お手入れには布やスポンジなど柔らかいものを用い、金属製ブラシや金ベラの使用はさけてください。 |
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小石、砂などが付着したままこすると、アルミ表面に傷がつきます。あらかじめ取り除いてください。 |
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施工後確認してください。 |
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ビス類がしっかり締め付けられているか確認してください。 |
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施工上の注意 |
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モルタルがアルミ部分に付着した場合は、必ず固まる前にふき取ってください。 |
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寒冷地では柱用の穴に柱を立ててから、モルタルを入れてください。モルタルを入れてから柱を立てると、柱の内部に水がたまり、凍結破損の原因になることがあります。 |
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